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- スリットみぞ蓋シリーズ
- プレキャスト側溝用スリットみぞ蓋シリーズ
- 使用場所・強度基準
駐車場の出入口など、車両が通行する場所(公道での使用には適しません。)
ボルト固定式
- スリット蓋と枠を固定することで、車両が繰り返し通過しても、六角穴付ボルトが緩むことなくスリット蓋のガタツキを防止します。
- ボルトの締緩作業は、専用スパナでのみ可能なため、盗難防止効果があります。
- 六角穴付ボルトは脱落防止用クリップで保持されており、運搬時やスリット蓋開閉時の脱落・紛失を防止します。
メインバーに切欠きがない構造で、意匠性・安全性を高めています。
固定方法
- @メインバーの方向と専用スパナのグリップ部を平行にして挿入します。
- A専用スパナの先端を、六角穴付ボルトに合わせて挿入し、蓋が動かなくなるまで締め付けてください。
- ※ボルト固定式は、道路を通行できる車両の最大荷重である輪荷重5トンに加え、車両通行時の衝撃を考慮した荷重に耐えるよう設計を行っています。
- 設置後においても、ボルトに緩みが発生していないか、定期的に確認してください。
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所
スライドスクリューロック式
- スライドスクリューロックは、蓋の跳ね上がりを防ぎ、ガタツキによる騒音を防止するロック金具です。
- プラスドライバーでロック金具をスライドさせて、ねじを締め付けるだけで、蓋と枠が一体となり、騒音防止・安全性確保を実現します。
メインバーに切欠きがない構造で、意匠性・安全性を高めています。
固定方法
- @蓋を枠に載せ、プラスドライバーでねじの頭部が戻り止め突起を超えるまでロック金具を角パイプ方向へスライドさせます。
- Aねじを右へ回すとロック金具が上がり、蓋が枠の角パイプに固定されます。この時、蓋と枠の左右のすきまを調整しながら、蓋が動かなくなるまで締め付けてください。
- ※蓋の跳ね上がりとガタツキによる騒音を防止するために、スライドスクリューロックは、施工後、必ず確実に締め付けてください。
- また、ロック金具に緩みが発生していないか、定期的に確認してください。
強度基準
強度は、輪荷重5トン、T-14、T-2、歩行用の4種類を設定。使用場所に応じた選択が可能です。
U字溝の天端に梁を渡す独自の構造で、高い強度を有し、蓋・枠全体のたわみを少なくすることで、舗装材の破損を無くします。
- R-5(輪荷重5トン)
- T-14
- T-2
- 歩行用
プレキャスト側溝用スリットみぞ蓋の強度基準は下表のとおりです。
設置場所 |
車種例 |
強度 |
基準・規格 |
後輪1輪にかかる荷重 |
衝撃係数 |
タイヤ接地面積(載荷板) |
駐車場の出入口など車両が通行する場所 |
車両制限令で規定されている、道路を走行できる車両 |
R-5 輪荷重5トン |
車両制限令に基づき、道路を通行する車両の最高限度である、総重量25,000kgf、1輪荷重5,000kgfまでの車両の乗り入れが可能 |
50.0kN |
0.4 |
200×500mm |
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所 |
車両制限令で規定されている、道路を走行できる車両 |
R-5 輪荷重5トン |
車両制限令に基づき、道路を通行する車両の最高限度である、総重量25,000kgf、1輪荷重5,000kgfまでの車両の乗り入れが可能 |
50.0kN |
0 |
200×500mm |
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所 |
8トン貨物、ダンプ、消防車 |
T-14 |
総重量14,000kgfまでの車両の乗り入れが可能 |
54.9kN |
0 |
200×500mm |
建物内、建物敷地内、公園敷地内、車道以外で車両の乗り入れる可能性のある場所 |
小形乗用車(2000cc以下) |
T-2 |
総重量2,000kgfまでの車両の乗り入れが可能 |
7.8kN |
0 |
200×160mm |
歩道 |
― |
歩行用 |
道路橋示方書、歩道等の群集荷重 |
5.0kN/u |
0 |
等分布荷重 |
R-5(輪荷重5トン)について
車種例:車両制限令で規定されている、道路を走行できる車両
強度:R-5(輪荷重5トン)
※車両が頻繁に通行する場所や、フォークリフト等の特殊車両が通行する場所には適しません。
基準・規格による車両の総重量:25トン(25,000kgf)
荷重(後輪1輪にかかる荷重):50.0kN(5トン)
タイヤ接地面積:200×500mm
車両が通行する場所には、ボルト固定式を使用してください。
ボルト固定式は横断方向に車両が通過した際の衝撃係数を0.4に定め、強度設計を行っています。(公道での使用には適しません)
道路を走行できる車両の一輪あたりの最大荷重は5トンまでです。
※車両制限令 第三条 車両の幅等の最高限度 に基づく。
T-14について
車種例:8トン貨物、ダンプ、消防車
強度:T-14
※車両が頻繁に通行する場所や、フォークリフト等の特殊車両が通行する場所には適しません。
基準・規格による車両の総重量:14トン(14,000kgf)
荷重(後輪1輪にかかる荷重):
W=14,000kgf×0.4
=5,600kgf
=54.9kN
タイヤ接地面積:200×500mm
T-14荷重の製品は、総重量が14トンを越える車両においても、1輪荷重5,000kgfまでの緊急車両等の乗り入れが可能です。
※一般社団法人 公共建築協会
建築材料・設備機材等本質性能評価事業 平成29年版 グレーチングの試験荷重 に基づく。
T-2について
車種例:小形乗用車(2000cc以下)
強度:T-2
※車両が頻繁に通行する場所や、フォークリフト等の特殊車両が通行する場所には適しません。
基準・規格による車両の総重量:2トン(2,000kgf)
荷重(後輪1輪にかかる荷重):
W=2,000kgf×0.4
=800kgf
=7.8kN
タイヤ接地面積:200×160mm
※一般社団法人 公共建築協会
建築材料・設備機材等本質性能評価事業 平成29年版 グレーチングの試験荷重 に基づく。
歩行用について
強度:歩行用
基準・規格:歩道等の群集荷重
荷重:5.0kN/u(等分布荷重)
荷重条件:等分布荷重
※道路橋示方書2.2.2 活荷重 (3)床板及び床組を設計する場合の活荷重より